あくとる

告発のときのあくとるのレビュー・感想・評価

告発のとき(2007年製作の映画)
3.5
ポール・ハギス監督兼脚本。
イラクから帰国後に失踪した軍人マイク。
父親ハンクの懸命な捜索もむなしく、マイクは無惨な遺体となって発見される。
マイクはなぜ殺されなければならなかったのか。
ハンクは息子の死の謎を追う。

軍が隠そうとした真実。
戦争は人々を狂わせる。
タイトルから「軍の闇を暴いて大々的に告発する」ような劇的なサスペンスを想像するかもしれないが、むしろ極めて地味で抑制されたヒューマンドラマ。
しみじみと戦争の痛み、むなしさを感じさせる。