てん

僕等がいた 後篇のてんのレビュー・感想・評価

僕等がいた 後篇(2011年製作の映画)
-
この映画は後編になってからが本来のお話。
主人公にこれでもか、と不幸が押し寄せる。
矢野を演じる生田斗真くんの演技力に驚かされた。
竹内くんに会いにくる場面での彼の顔は、ある意味ホラーだわ。全身にまとわりついた負のオーラ。
「死んだ魚の目」をしていた。

どうしても理解できなかった点が2つ。
母を死なせた負い目で、彼女と幸せになれない、もう会えない、と思い込んじゃうのは理解できる。ただそれなら何故、一言別れを告げなかったの? 7年も音信不通のまま待たせるなんて...声を聞くことすら怖かったのかな。
でも、別れを告げられたら、きっと彼女も踏ん切りがついて竹内くんとの新しい恋に踏み出せたかもしれない。
そして、何故山本妹と同棲をする必要があったの?傷の舐め合い?
そうすることでしか生きられなかったのだろうか。
てん

てん