わが故郷信州を舞台にしているので人ごとではなく見ていました。
瀬川先生(雷蔵さん)が、最後に生徒たちの前で話す言葉、その日本語の美しさと悲しみで、思わず涙が出ました。
さらにそれを覆す猪子夫人(岸田今日子)の言葉。
その他、友人や猪子先生、校長先生などのそれぞれのセリフが心に残った。
本作デビューの藤村志保は、原作者の島崎藤村と本作の役名を芸名にしたとのこと。
昔は、部落差別に関する啓蒙ドラマみたいなのを、小学校でも中学でも見ましたが、今では見ないのかな。こういう階級があったことを知ってしまうことで、逆に変に差別を生んでしまうから啓発をやめた方が良いのではという意見もあったと記憶しています。