きみどり

愛を読むひとのきみどりのレビュー・感想・評価

愛を読むひと(2008年製作の映画)
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ベルンハルト・シュリンクの原作小説を先に読んでいるので、イメージが壊れるのを恐れて長らく手が出なかった本作。ドイツの物語を英語圏の俳優が演じる無茶ながら、ケイト・ウィンスレットがとにかく良かった…!
モデル的に美しいわけではないのに、彼女の裸体が神々しい。老いた哀れな姿にも、ある種の威厳が漂う。
笑顔よりも、怒りや悲しみの表情がより魅力的な人だと思う。若いころは、実年齢より成熟し過ぎたルックにアンバランスさを感じていたけれど、中年と呼ばれる時期になって以来、どんどん良くなっている気がする。
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