このレビューはネタバレを含みます
純粋で切ないラブストーリー。
15才のマイケルが彼女に惹かれるのも、のめり込むのもわかるけど、35才のハンナは何故マイケルと関係を持とうと思ったのだろう?
罪が重くなるにもかかわらず、何故文盲を隠し続けたのだろう?
ハンナは何故自殺をしたのだろう?
マイケルがテープを送ったのは愛情ではなく罪滅ぼしだったのだろうか?
でも、ハンナにとっては、テープを受け取ってからが本当の愛の交歓だったのではないか?
だから、文字を覚え、手紙を書いた。しかし、マイケルはもう朗読をしないと言った。絶望の死なのか?罪を悔いての死なのか?
色々と余韻が残る作品でした。