あめのおと

愛を読むひとのあめのおとのネタバレレビュー・内容・結末

愛を読むひと(2008年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

まともな教育を受けておらず、人との関わりも少なかったであろうハンナ。だから裁判になるまでホロコーストでの罪の重さや、少年と関係を持つことの罪深さも分からなかったのだろう。でも20年刑務所にいて、文字を学び贖罪の気持ちを持ってないわけないのに、マイケルは「何を学んだ?」なんて聞いちゃうのです…。
たくさんの朗読テープを送り続けるには罪悪感だけじゃつとまらないだろうに。マイケルの自己保身、愛と葛藤。
そしてハンナの死後、生き残った女性にひと夏の思い出を語り始めちゃうところで、マイケルの中途半端さが決定的に。そんなことあの女性聞きたくないよ…。で当然反撃されてますが。
そしてラスト、次世代に語りづぐという意味なのでしょうが、娘にそんな恋愛話しなくても…。あの映画では受け入れらてたけど、普通父親の重い恋愛話聞かされても複雑だと思う。サプライズといっても娘の喜ぶ場所でなく、自分の行きたい場所に連れて行ってるだけだし。15歳のマイケルはよかったけど、大人のマイケルはナルシストな人間だったなー。
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