このレビューはネタバレを含みます
ハンナ…家族も友達も恋人も、彼女と関わる人が誰も登場してこないし、彼女の孤独っぷりが気になった。だけどセックスはこなれたもんで、そつなく15歳の筆下ろしの手ほどきをする始末。しかも浮かれることなく淡々と。もしかして過去に学がないのにつけ込まれて、すごい酷い目にでも遭ってきたのかな、とか想像するとゔっ…てなる。それはさておき、途中で何回も泣きそうになりながらもその都度ぐっと堪えてきたのに、最後、
「I am not open with anyone.」
とマイケルが娘に語り始めたところで号泣。
かつて自転車デート旅(甘酸っぱ〜♡)でマイケルと訪れた教会で安らかに眠るハンナ。美しい賛美歌を聴きながら、たまに訪れてくれる愛しい人を待ちながら、彼女は何を思うのだろう。
ようやく心を開くことができたマイケルは、これからの人生を楽しんで欲しい。
とにかく人間として生まれてきちゃったからには、教養は絶対に必要だなと思った。自分を守るために。