「映画天国」にて。ウガンダの独裁者アミン大統領を演じたフォレスト・ウィテカーの演技はさすがの迫力。アフリカの独裁国家の姿をモラトリアム青年の目を通して描くという、戦後の話なのに帝国主義的なところが興味深い。彼はすべてを他人事みたいに見ていて、アフリカに同化もしなければ共感もしない(大領領のお気に入りとして増長するだけ)。最後に痛い目にあうのも仕方ないところで、この無責任なおぼっちゃん役がマカヴォイにぴったり。
それにしても、この映画タイトルはわかりにくいな。スコットランドが舞台でもないのに。なぜアミンがイギリス(イングランド)に抵抗するスコットランド人に共感するのか、そこもポイント。