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エターナル・サンシャインのmihoのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
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消したいと思うくらい辛い恋の思い出にも、それと結びつく幸せな瞬間や感情がたくさんあって、辛い消したいって思ってしまうのも大好きで幸せで浮かれポンチだった証。全部ひっくるめてそれが自分だし、大事な思い出たちとともに今があると思いたい。だから私はどんな思い出も消したいなんて思えない!足かせになって欲しくはないんだけど…笑

ということであまり刺さらなかったかな、キャスティング(ジムキャリーはコメディのが生きる)、キャラクター(ケイトウィンスレットの役難しすぎ)、構成流れ(博士との不倫から紐解かれる流れなんかもうちょっとないかなあ)、など。浮気されたり裏切られたわけではないのに衝動で記憶を消しちゃうっていうのもちょっと分からない。

でもラストシーンは凄く好きでした。罵倒のテープの後に2人があんな風に笑いあえてよかった!時系列を上手く操っているところも、淡々と進むのではなく観てる人をぐいぐい引き込んでいく感じでいい。みんな頭の中で自然と誰かを思い出して観ているはずだから、より映画の世界に引っ張られる。あとマークラファロの野暮ったい役よかったな。

ちょっと前に観たけどこれが2017年ラストの映画になりました。
来年もたくさんいい映画に出会えますように!
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