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酔いどれ天使のd3のレビュー・感想・評価

酔いどれ天使(1948年製作の映画)
3.8
戦後の混沌とした時代。
人々は闇市に集い、必死で生き抜こうとする。

焼け野原のなかで、ここからやり直すんだと強くあろうとする人と、もう人生をやり直すことはできないと悲嘆にくれる人とでは見える風景は違うものだっただろう。

三船敏郎演じるヤクザは結核にかかり顔役としての立場から落とされていくなかでも、信念を曲げることはなかった。
頑固であるとは言えない。
いちど自分が信じた道を最後まで歩もうとしただけである。
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