借りぐらしのコブレッティ

ダーティハリー4の借りぐらしのコブレッティのレビュー・感想・評価

ダーティハリー4(1983年製作の映画)
3.9
シリーズ第4作、本作品はイーストウッド自ら監督してます。前作から7年経っているのでイーストウッドが急に老けていてびっくり。

オープニングからすっごいアゲアゲのテーマ曲ですね。“go ahead,make my day”のセリフが決まってます!
ヒロインのソンドラロックがイーストウッドのパートナーで今作ほか数作品で共演。スタローンとブリジットニールセン、チャールズブロンソンとジルアイアランド、トムクルーズとニコール・キッドマンとかパートナーと共演って探せばありますね。

44オートマグが今作のみ登場。マフィアに喧嘩売ってカチコミされたのでこれぐらい武装してないとダメかもしれませんね。サンフランシスコは相変わらず凶悪犯罪都市で昼間からドンパチやってます。
レイプされたヒロインが復讐を果たすため1人1人殺していくという暗い内容。ソンドラロックも美人で薄幸な雰囲気が似合う。とはいえハリーが老人ホームの送迎バス奪って凶悪犯を追っているんだと伝えると老人が活き活きするジョークとかは面白いです。

シリーズ初、ハリーの男女平等パンチが炸裂しますが、なんだろう…可愛そうという気持ちがちっともわかない。オバちゃんがマンガみたいな憎らしさでむしろザマァみろ感さえある。本作品は悪役もガンガンヒロイン殴るし壮絶。

ラストに怒りの44オートマグが炸裂するのですが、これもう西部劇ですわ。メリーゴーランドのシーンが凄くいいですね。逆光で現れるイーストウッドがカッコいい。
切ないラストといい面白かったです。