このレビューはネタバレを含みます
個人的には1作目に匹敵するレベルの傑作だと思う
フェミニズム映画としても評価されて良いんではないでしょうか
前3作まで観てて
「面白いけど、ずっと同じパターンやん」
とか思っちゃって、4を観るまでに数年空いたけど
この作品は、それまでのシリーズのお約束を踏襲しつつも
良い感じに、時代に合わせたパターン崩しをしてて
最後まで感心しながら観ていた
1作目では、犯人がスクールバスを乗っ取ったけど
今作では、ハリーが犯人逮捕の為に老人ホームのバスを使う辺りに
主人公の老いと「まだまだやれるぜ」精神を感じたっす
これまでハリーの相棒は
ヒスパニック系、アフリカ系、女性
と言う、保守的な警官からは差別されそうな人達で
大体、死ぬか重傷を負ってたけど
今作の相棒は犬!
しかも、死なないどころか重傷も負わないので、割と安心して観れる
あと
序盤で死ぬ暴力団のボスが
「人間も歳を重ねるとワインみたいに熟成されていく」
みたいな事を言ってたけど
もしかして『パルプ・フィクション』のマーセルスの台詞に影響与えてたりするんかな
調べたら、大元はどうやらローマ教皇の言葉らしいけど
犯罪映画の中で引用したのってコレが初なんすかね