このレビューはネタバレを含みます
イーストウッド本人が監督となり、メインの舞台がサンフランシスコではなく犯人側にもドラマがある。ということでシリーズの中では異色な作風。
夜景から始まり全体的に夜のシーンが多い。
犯人の女性のビジュアルや画廊やメリーゴーランドといったシチュエーション的に何となくイタリアのサスペンス映画みたいな雰囲気。
復讐に燃える犯人、それを生み出したチンピラ達、息子とその仲間が起こした事件を揉み消してきた署長、と様々な悪が重なっている。
今作に限ったことでは無いが決めゼリフや作品を跨いで登場するキャラがいないのでシリーズ感が薄い。
上記のようにシリーズとして見ると異色な作品ではあるがシンプルにひとつの映画として楽しめた。