所謂オトナ女子と私が好みそうな雰囲気恋愛映画なのかと思っていた。結論、やはり雰囲気映画だったのだが、この雰囲気のレベルが高すぎ。美しい映像と大人な音楽にやられた。
傷心の女性がふらっと入ったレストランで若いマスターと仲良くなっていくストーリー。
ここまで観て「はいはい、よくあるこんな感じね。パターン見えたよ」
と思っていたら、まさかの女主人公が自分探しの旅に出発。挙げ句の果てにまさかまさかのロードムービー化。
おかげでルート66を横断する夢が膨らんだ。
ラブストーリーではあるが、タイトルと反して甘ったるくない。物理的な距離が遠くなるに反比例して、心が惹かれ合うのが素敵な話である。旅していく中で出逢う人たちとも適度な距離感を保っていてウェットになり過ぎずいい。
なにより、ジャケットで判断して借りたであろう、恋愛映画を欲してる女の人でも満足できそうなバランスが良い。
途中、ジュード・ロウほっときすぎだけど。