本作との出会いは大学入学直後。旅を通じての成長、お洒落なカフェ、待っていてくれる素敵な彼氏、女優陣のアンニュイな佇まいetc。
当時の憧れがぎっちり詰まった作品でして、ウォン・カーウァイのビビットな色彩センスにも魅了され。レンタルしたその週は自宅のTVで延々と流し続けていました。
映画といえば年に数回、映画館に超大作を観に行く程度だった私が、同監督とロードムービーに嵌まったきっかけでもあります。
ウォン・カーウァイ作品の中では評価が低めの本作ですが、思い出補正が強過ぎて★5を付けざるを得ない。
憧れが高じて始めたカフェバイト。店のブルーベリーワッフル（何故かここでもブルーベリー味は人気がありません）のジャムと生クリームをぐちゃぐちゃ混ぜて、美しいなあとうっとりしていた当時の自分を恥ずかしく思いつつ。やっぱり今でも大好きな作品です。
