パン

スパイクス・ギャングのパンのレビュー・感想・評価

スパイクス・ギャング(1974年製作の映画)
4.8
好き好き好き~超好きな映画だった!!!!
西部劇&アメリカンニューシネマだから絶対に俺が好きそうな映画だと確信して思い切ってブルーレイ買ったんだけど最高の買い物になった。
同じようなジャンルの明日に向かって撃て!に負けないくらいの傑作だと思う。

ストーリーもわかりやすいし西部劇初心者にもお勧めの1本だ。
儚くて切ない青春犯罪ロードムービー。

真夜中のカーボーイとかでもあったけど俺はニューシネマ特有の主人公の回想シーンが大好きだからそれが沢山入ってて嬉しくなったな。
「この犯罪には逮捕も裁判もない。あるのは判決だけだ。」
最初のほうに出てくるこのセリフも結構な伏線だったね。

みんなスパイクスさんに憧れてたけど、彼が心底愛した女房がベッドで他の男と一緒に寝てたから殺したエピソード聞いて俺は結構引いた笑

憧れの人に裏切られるって若者は誰もが通る道かもね。
太宰治も「大人とは裏切られた青年の姿である」って言葉を残してるし…
結末もかなりショッキングだけどどこか爽やかで良い映画を観たなって気持ちになれた。大満足。
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