NICE

欲望のあいまいな対象のNICEのレビュー・感想・評価

欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)
3.9
あいまいな二面性。

繊細な演技と抽象的な演出が絶妙。
おバカだけど非常にクオリティの高いコメディ。

愛−憎。主−従。純真−不純。正常−異常。捕まえる側−捕まえられる側。人は曖昧にどちらでも有り得る。

男と女は分かり合えないけど結局は共依存する。お互いに楽しければ、それで良いんじゃない?

おバカな変態&崇高な芸術家のどちらでもある、ルイス・ブニュエルの遺作に相応しい傑作👏
NICE

NICE