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欲望のあいまいな対象のnのレビュー・感想・評価

欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)
3.9
絶対にヤリたい男vs絶対にヤらせない女。

自分のものになったと思ったら絶妙なタイミング、巧妙なやり方で離れていく。終盤の支配関係の逆転も鮮やか。

結局は追い続けている方が"幸せ"なのかもしれない。こっちが人間の本質というか。

好きなやつだった。

日常に隣り合うテロリズム。
「今日あなたがカフェにいて女友だちと話している。爆発音が聞こえ、悲鳴と数台のパトロールカーのサイレンが聞こえてくるが、あなたはとても静かに会話を続ける。それどころか、何が起こったか振り返って見ようともしない」
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