念願の「ゆれる」!オダギリジョーがよすぎるオープニング。若干古めなインスト音楽の軽快さとレトロ車のギリギリ走行。真木よう子の表情の死に方。
一緒に東京に出ようって発想は今から見たら相当古いけどそんな2006年よな。
でもオダギリジョーはずるそうだ。逃げる人だ。そんでもって香川さんが彼女の足枷になってるのがわかる図と事件の発生。あっという間よ。
ナイスタイミングの電話と川を流れる靴。
香川さんの土下座って珍しくないのか。なんてこった、な、とにかく。
家業と地元密着の怖さは、この辺にあるよね。香川さんの言葉はよくわかる。この兄弟がもうダメだってこともわかる。
法廷であるまじき説明って感じはあるけど随分喋った方だね。
子どもは高校受験か
「たけるくん、ちえこは殺されるような子だったのかなあ。」
父親兄弟も散々だなおい。女性のいない世界になると男性は歯止めきかなくて酷いもんだな。もはやオダジョーがまともにさえ見えてくる怖さと、嘘を重ねて画策する兄、最後まであの腕の傷のことが裁判中に触れられなかったこと、違和感ではある。オダギリジョーが最後まで思い出さなくなってしまったのは、兄の策略の成功と言えるでしょう。それでも男性の嫉妬は怖い。
返してくださいよっつわれたって、オダギリジョーは全部失ったよ。母親も、おじさんも、親父さんも、兄貴も、ちえこさんも。
僕が最後まで奪い、兄は最後まで奪われた。
終盤のオダギリジョーの無駄のない1人語りの内容。尊い。