ユウスケ

ゆれるのユウスケのレビュー・感想・評価

ゆれる(2006年製作の映画)
4.6
邦画サスペンスにハマり評価が高かったので鑑賞。

二転三転するストーリーを巧みな心理描写で見ている者をその世界に取り込む素晴らしい映画。

キャストが演技派で揃えられているのも、その世界に誘うための重要なポイント。

あらゆるシーンで何がゆれるシーンがちりばめられているが、中でも弟(オダギリジョー)が法廷の証言台に立ち、証言している時の兄(香川照之)のユラユラと落ち着きのない仕草が秀逸!

演技、構成、描写のどれもが素晴らしいが、タイトルに「ゆれる」と名付けたセンスが最高。