生ラジオドラマの現場で巻き起こるはちゃめちゃなコメディ
出演者のわがままや生放送特有のトラブルが続き、脚本はどんどん無茶苦茶に
ラジオは言葉一つでどんなシチュエーションでも作り出せるので無限の可能性があるという風なセリフが劇中に出てきましたがその特性がかえってカオスな方向へ突き進む要因になっているのが面白かったです
この上なく行き当たりばったりだし粗が粗を生み出して収拾つかなくなっていくのにキャラクターたちはみんな本気だから滑稽で笑えました
まぁいい加減な人もいるからこそトラブルが発生するんですけどねｗ
でも大人たちが本気で仕事に向き合ってる姿にはちょっぴり熱くなりました
俳優や上司の顔色を伺うプロデューサーも言われた仕事をこなそうとするディレクターも出演者も脚本家も、それぞれがそれぞれの責任感とプライドを持って勤めてるんですよね
なんでもかんでも自由にできるわけじゃない
でもできる範囲でできる限りのものを作るという姿勢と時にはその枠を飛び越える人間の気概に感動しました
あと最初の長回しも印象的だったな
画面外から声をかけられたり画面外の人間に声をかけたりとスタジオ全体の人間の気配と空間を感じられて臨場感がありました
