いぬちゃん

ラヂオの時間のいぬちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ラヂオの時間(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

はちゃめちゃすぎて、笑いました笑
唐沢さんがイケメンすぎる…

リハーサルが終わった後に、
登場人物の設定変更から始まり、
生放送なのに本番当日に脚本と音響が変更。
SEが揃わず、アナログで音を出す…
何がなんでも番組を完成させるという
強い意志を感じました。

CMの間で脚本の変更を通知したり、
音響の準備をしたりするものだから、
CMが伸びて伸びて…
予定になかったニュースも入れちゃったりして…絶対そんな時間ないやろ!と思えるところもこの映画の見どころだったりします笑

脚本の内容が次々と変わるところは
『笑の大学』を思い出させました笑

でも、作家先生からしたら、あんなに脚本変えられて、ほぼ原型なくなったら…たまったもんじゃないですね。
私だったら、悔しくて泣いてるかも。
ベテラン放送作家も加わって、
変更かかってますからね…。
それでもみんなで作った!と喜べる
広い心を持つべきなのでしょうか。
脚本を大幅に変えられて、
原作者として名前を載せたくないと
仰っていたのは、共感してしまいました。
最後、めちゃくちゃだけど、
作家先生のやりたかったエンドで締めることが
できて、そこは救いだったなと思いました。

機械に頼らず、体を張った昔ながらの音響に頼るというのは、とても趣がありました。
何をしたら、どんな音が出るのか
ワクワクしながら見ました。
手間がかかるというのは、煩わしいけど、
完成した時の喜びはとても大きいものですね。