職場の環境から鬱を患う旦那さんと、
旦那さんを気遣う奥さんが紡ぎ出す
平凡な夫婦愛の映画でした。
木造平屋の古い一戸建てが懐かしい。
誇張することなく、鬱のご主人を健気に支える宮崎あおいさんと、リアルな病状を慎ましく演じる堺雅人さんの、ほのぼのとした味わいがじわっときます。
先日観た『ブータン 山の教室』のトークショーで、根っから明るいブータンの人の国民性と、比べると日本人は生真面でちょっと暗い一面があるとの話を聞きました。
それでもお互いを助け合うことができることは素敵なこと。
地味な映画ですが実直に現実を映し出していて、暖かい気持ちになりました。