むらまつ

ツレがうつになりまして。のむらまつのレビュー・感想・評価

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)
4.1
侮っていたけど、意外と良い。

変にリアリティーに寄せた演出をしすぎず、原作を読んだ事はないけど、コミックの雰囲気を活かしてる感じが良かった。世界観にあってた。鬱がテーマなのに、比較的見やすく、観てるこっちが辛くなる事は無かった。その辺りの雰囲気づくりも良かった。温かい空気と言葉で元気になれる。真面目なシーンもすごく入ってきたし感動した。本編の使い方とラスト30分の使い方もとても素晴らしかった。

タイトルとキービジュで毛嫌いしてたから、本広克行監督の「曲がれ!スプーン」みたいな、ゆるサブカル感あるタイトルとキービジュアルにしてくれたら、もっと早く出会えて評価も集まったんじゃないかなぁと思う。まぁ、原作があるからそんな風にはいかないんだけどね!実写化って、漫画の世界観と、実写化させた時の世界観が多少ズレたりするから難しいよなぁ。どっちも合う作品もあるんだけど、原作の世界観を実写に落とし込んだ時にちょっとズレちゃう作品はそういう所が勿体無いと思う。原作と比べられるハードルもあるしね。でも、ここまでの映像作品に仕上げたのも凄いし、原作も面白いんだろうなぁと思わせられたのは凄い。

宮崎あおい可愛い。堺雅人やっぱいいなぁ。
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