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ツレがうつになりまして。のshunのレビュー・感想・評価

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)
3.8
最近、ちょっとまた邦画ブームが来てまして。Netflixで以前マイリストに追加して観れていなかった本作を観てみることに。

二人の関係がすごく理想的で、いいなあと思った。
どんなことがあってもお互い支えながら歩幅を合わせて少しずつ前へ進んでいく。生涯を共にするってこういうことなんだなって。

うつ病が描かれてる作品だと最近観たので思い当たるのは「生きているだけで、愛」とゼンデイヤ主演のドラマ「Euphoria」だけど、それらと比べこちらは少し軽くコミカルで観やすかった。主人公の変なペットやものの捉え方が独特で特に「ツレ」呼びがおもしろくて笑ってしまいましたが最後の方にはこの呼び方が二人にはぴったりだなあって思えました。

もちろんこの映画の二人はすごく恵まれている人だしこの映画では描かれていない色々な境遇をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思うけれどうつ病についてはほとんど何も知らない自分にとってはとても勉強になりました。

あと、すごくいいなと感じたのが二人の関係の描かれ方で。初々しい恋の始まりでもなく心が離れているわけでもなくすごくいい位置で、最近そういう映画ばっかり観てたからなのかただただ純粋でベタベタしてない愛が心地よかった。

宮崎あおい、一年ほど前に観た「怒り」に出ていてそれが初めてで、その役は結構な増量をして臨んでいた、と書いてあったのに「え、これで増量って普段どれくらい細いんだろう、、」とか思ったのを覚えていますが、今回の宮崎さんを見て納得。
演技もすごくよかったです。ちょっと面白い役だったけどハマってたしもっと色々観てみたいと思いました。「怒り」は広瀬すずの印象が強すぎてそんなに他の方を覚えていないですが、宮崎あおいさんに注目してもう一度観てみようかなあと思います。
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