フェデリコ・フェリーニが、サーカス愛を存分に描いたドキュメンタリーとフィクションを織り交ぜた映画
またこの頃の内容はないが、映像はド派手なフェリーニ節全快で楽しかったです。
それとフェリーニ自身が登場し、完全に失われてしまったサーカス文化、その象徴だった伝説の「白い道化師」を探していくという取材スタイルです。
後の『ローマ』でも失われていく文化をもう一度発掘、再現しようとするところにフェリーニの芸術思考が垣間見れた。
そのせいか、ずっと取材と映像による再現の繰り返しで映画としてはストーリーが弱いと思いました。
フランスの映画監督ピエール・エテックスが登場したのは胸アツでしたが!
またラストシーンの道化師たちの曲芸は素晴らしく、ここでものすごいカタルシスが味わえます。
真相にはたどり着けなかったが、映画を通して古びた文化が復活したのでした!
ダメかもですが、YouTubeに全編があります。