冷蔵庫とプリンター

フェリーニの道化師の冷蔵庫とプリンターのネタバレレビュー・内容・結末

フェリーニの道化師(1970年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 ちょっと思っていたのと違ったが、近所のサーカスで泣いて帰ってきた幼少期の思い出語りから始まり、サーカスの社会文化的考察や道化師の歴史を経て、終いには映画と道化が融合し、道化師の葬式をしてしまう大団円を迎えるという、大味なようで哀愁漂う、まさにフェリーニといった映画に仕上がっていた。狂騒、その後に訪れる静寂、そしてそこに漂う物悲しさは、『青春群像』のそれとも共通する。

 最近特集上映が組まれて話題になったピエールエテックスが、サイレント期の道化師マニアみたいな感じで登場している。