ナベーヌ

チャトズ・ランドのナベーヌのレビュー・感想・評価

チャトズ・ランド(1972年製作の映画)
5.0
神様となったブロンソン。

今回この映画を観てそう思いました。
どんな役でも出来るブロンソンは今回アパッチ族の役を演じます。
冒頭から追われる身となったブロンソンは追跡隊の姿を山の上にしゃがんでジーッと見ているんです。この姿が凄く神々しい。初めは元気だったジャックパランス率いる追跡隊も段々と疲れて、卑劣にもブロンソンの家族を襲撃します。そこからブロンソンはアパッチ族の衣装を身に纏い人智を超えたものとなります。追跡隊はブロンソンの攻撃を神罰と畏れて、神に懺悔し悔い改めます。荒地でブロンソンに操られる追跡隊はブロンソンの姿を見ることすら出来ずに1人ずつ減っていくばかり。最後の1人が坂を登りながらふと上を見上げると馬に乗ったブロンソンがこちらを上から睨みつけている。これは神様の姿ですよ。
チャトズランドかなり楽しめました。是非オススメです。