SunO2

怪奇な恋の物語のSunO2のレビュー・感想・評価

怪奇な恋の物語(1969年製作の映画)
5.0
アヴァンギャルド過ぎるモリコーネのスコア。殺風景な廃屋を舞台に妄想と現実が交差するアート風ニューロティックスリラー。

いわゆるシュールを絵に描いた様なアレをやり過ぎなぐらい繰り返されるので、目眩がしてくる。戦争中に殺された少女の幻影、性的な妄想、パトロン女への殺意で一杯のフランコ・ネロが汗ギトギト、瞳孔開きっぱなしの演技を見せるが、全体的な印象はオシャレでクール。

白い壁+青いセーター+赤いペンキみたいな色使いが鮮烈。ヴェネツィアに行く一幕。リタ・カルデローニがチョイ役で出演しているのも嬉しい。
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