KeiichiTsuruta

怪奇な恋の物語のKeiichiTsurutaのレビュー・感想・評価

怪奇な恋の物語(1969年製作の映画)
4.0
中盤まではゴーストストーリーよりも 芸術家の苦悩が立つ。実験的な演出と音楽(モリコーネで一番好きかも ほぼフルクサス)作中に登場する主人公の作品はジム・ダインの手によるもの。

フランコ・ネロの身体を使った狂気に落ちていく演技はカラックス映画におけるドニ・ラヴァンのようだ。

肝心のゴーストストーリーの方も面白い。
戦時中に死んだ色情狂の娘の影を追ううちに 意外な真相が判明する。

公開当時は当たらなかったらしいが、それはそうだろう。