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プライドと偏見のmooのレビュー・感想・評価

プライドと偏見(2005年製作の映画)
3.8
聡明なエリザベスに思慮深い父
結婚においてなにより相手を愛しているかどうかを重視する姿勢に父親としての大きさを感じた

タイトルにもある偏見とプライド以外にも、勘違いを生む要因はたくさんあると思う。それらの中には避けて通れないものもあるだろうし、作中にもあったように、"これが最後の間違いってわけでもない"というのもまさにその通りだと思う。それを避けるために常に自分自身ニュートラルでフラットであるか、常に物事のあらゆる側面を見れているのか自問する必要があると感じた。
それでも間違いは起こる。だからこそ、特に人間関係においては、"対話"が大切なのだとも思う。

もっとも、こんな難しいことを考えずに、単純にお互いの欠点を克服し愛を見つけられたことの素晴らしさ、人を愛せるということがどれほど稀有で貴重なものなのかを美しく描いた作品なのかもしれないが

"結婚が全て"という風潮の時代に迎合せず自分を貫くエリザベスに勇気をもらった
自分もそう生きているつもりだが、いくつになっても貫き続けられるだろうかと思った
彼女ほどの強さを持てるよう弛まぬ努力が必要だと感じた
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