きゃら

プライドと偏見のきゃらのレビュー・感想・評価

プライドと偏見(2005年製作の映画)
4.0
多くの女性が結婚するしかなかった時代のイギリスの5人の娘がいる家庭の、主に婚活を描いています。

そう激しい展開は無くゆったりと進んで行くけど、人間ドラマが楽しめました。

主人公は目上にもはっきりと意見を言う強い女性である一方、家族思いの優しさも持っていて好感が持てます。

結婚に対する態度は人それぞれで、
⚪︎男性に去られるが恨まずあくまでも控えめな女性
⚪︎こんな時代でも気に入らなければ求婚をきっぱり断る女性
⚪︎自分の結婚相手を振った女性に結婚を伝えに来る女性
など。
それぞれ自分なりの方法で進むところが、みんなが素敵でした。

主人公の父母の様子も丁寧に描かれていました。
お父さんは、のほほんとしていて「自分が居る間は自分が娘達を守る」と思ってるのかなと自分は勝手に想像し、なんか嬉しくなってしまった。

ドナルドサザーランドが良かったー。

最後のお父さんと主人公の2人だけのシーンは最高の最高でした!
ずっと自分の中に残る大好きなシーンです。

裕福なお家のしつらえ、家具、調度品も素晴らしく、眼福です。

とても観る価値のある映画でした。
きゃら

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