このレビューはネタバレを含みます
人間、結局自分が持っている価値観に基づく偏見や、外部からの偏見に満ちた噂に揺さぶられがちだけど、本質を見抜く力が大事だ、と思った。
プライドには高慢というマイナスの意味と、誇りというプラスの二重の意味が込められている。プライドはあるときは偏見を生み出し、本質を見る障壁になるが、それが誇りというプラスの方向に働くとき、人を惹きつける魅力・他人からの攻撃(キャサリン夫人の訪問)をはねのけていく武器ともなる。主人公2人の行動を通して
この両義性が描かれている。(NHK100分de名著の解説より)