KANA

ヒーロー 靴をなくした天使のKANAのレビュー・感想・評価

3.8
コミカルタッチ(&過剰演出)ながら、対照的な二人、バーニー(D・ホフマン)とジョン(A・ガルシア)を通して“ヒーロー”って何だろう?と真面目に考えさせられる。表面的にはどう見えようと、結局人間の心には天使と悪魔が混在してる。意地悪な気持ちや上っ張りの見栄と真心が行ったり来たり…その不条理加減をあぶり出しているところが単なる娯楽作品ではないように思う。虚像を都合良く仕立て上げるマスコミと、それに簡単に踊らされる大衆もシニカルに。
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