ゆっきー

河口のゆっきーのレビュー・感想・評価

河口(1961年製作の映画)
3.5
傑作。
悲しめばいいのか、笑えばいいのかがわからなくなる不思議な映画。
恋愛ベタな岡田まり子(かわうぃー)の女子中学生が友達にするレベルの恋愛相談と、常に神妙な顔でそれに答える相談役の山村聰のやりとりが本当に面白い。
人のたたせ方が上手い。
とくに岡田まり子と杉浦直樹のシーン。
杉浦のホテルに押しかけると、別の女を待ってることがわかるシーンでの、ホテルの柱をはさんで背中同士で語るとこ。
その後のホテルの部屋内のシーンも、岡田まり子の肩越しの背後に杉浦にたたせており、「ほかの男には強くでれるが、がちでほれている杉浦には強く当たれない」感が、その立たせ方で明確になる。
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