まずは、少女。
なんという邦題を!と思ったら原題もGIRLだった💧
この少女(あえてそう呼ぶ)、読書を好み、おしゃれとは無縁、工場で働いた薄給で母と母のオトコ(再婚者か?)を養う。
夜な夜なナンパされに繰り出すも毎度残念な結果で孤独な眠りにつく。
単に恋愛経験が薄いとか無いとかではなく、彼女の内面に巣食っている静かな狂気が静かに弾けてしまったようだ。
だから彼女の純粋さがそうさせたのではないと思う。
純粋さイコール処女性と言うなら、全編通してそれは感じられなかった。
それでも監督は彼女をキ⚪︎ガイ認定にはしたくなかったようだ。
それはラストの連行シーンが物語っていたように思う。
それにしても何度も流れる甘ったるくて反吐が出そうなくらいの歌の数々。
その歌詞との対比も非常に面白い。
こういう映画を観ると理屈っぽくなる自分。