マッチ工場の少女のritsukoのレビュー・感想・評価

淡い古着のドクターコートのようなアウターにビビットピンクのヘアゴムが映える主人公　台詞は殆どなく心情を曲が代弁してくれているのがアキ・カウリスマキリズムなのかな。冒頭のマッチができあがるまでの工程もなかなか見応えあり。主人公の抵抗が加速していく様子が面白く、ただ救いのない現実にやるせなさ…1時間という短さの中で大変すきなまとまり具合。まずそうなスープもまた良きかな。