きっと猫

マッチ工場の少女のきっと猫のレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
4.2
「労働者3部作」3作目
おそらくカウリスマキ監督作で1番好き。
ネズミ捕りの効果はイチコロ(最高)
見ず知らずの人間が注いだ液体には口をつけないようにしよう。教訓。

マッチ棒が作られていく映像が魅力的で、彼女が関わったマッチ棒で煙草に火をつけるんだ、彼女も煙草には欠かせない火のように誰かに必要とされる人生を歩みたかったかな。
低所得者の妊娠・中絶率は高いらしく、金がないという心の不安や焦りを紛らわせるために他者を利用するからだそうな。
これは寄り添ってはくれない映画。
劇中であんなに音楽が流れているのにエンドロールは無音。

労働者3部作の"4作目"と言われている枯葉をはやく観に行かなくては
きっと猫

きっと猫