再鑑賞。
ドイツの名匠ヴェルナー・ヘルツォーク監督作。同名でハーベイ・カイテルさん主演の作品があって、当初はリメイクかと言われていましたが監督が否定しています。
クズな刑事が主人公は一緒ですが、話の内容は確かに別物。
主演はニコラス・ケイジさんで相変わらず酒や麻薬に溺れる演技が上手い。
名匠の作品にしては視点がぼやけてるというか…。なんというか展開がバタバタしすぎて忙しい…。
普通あんな興奮状態ならば周りも分かるだろうし、問題になるだろうと思うのですが…。
興奮状態で正常な考えが難しい中で頭を働かせて、ラストの展開にもっていくという所が見せ場ですね。
麻薬や酒に溺れなかったら優秀な刑事なんだと思わせるところはなかなか上手い演出と思いました。
共演者はエヴァ・メンデスさんやヴァル・キルマーさんやマイケル・シャノンさんなど豪華な面々。
堕ちた刑事の右往左往は面白いけれど、全体的には盛り上がりに欠ける映画でした…。
豪華な俳優陣をもっと活かしてして欲しかったですけど…。
まあニコラスさんを観るには丁度いい映画と思います。
