映画って見るタイミングというのがあり
そのタイミングをはまると
見方がガラリと変わることがあります。
ふとテレビをつけるとちょうど
この映画が始まるところで
ああ、映画の神様は今日、このタイミングで
この映画を見なさいと言ってるんだ
そう思って鑑賞しました。
この映画が公開された今から12年前の
2010年にこの映画を見ても
今ひとつピンとこなかったように思います。
今日現在で主人公と同じ年齢となり
職場での立場や家族の状況や
自分の考え方の変化などから
非常にハマるところがありました。
中井貴一さん演じる主人公が
運転士になる夢を追う気持ちになる
そこまでの過程を思い浮かべました。
変われるうちは年寄りではないと
いう気持ちでやりたいこと
できることを楽しんでいきたいなと
思いました。
映画の中で電車の運転士になる訓練や
試験の様子が紹介されており
また、整備士さんらの仕事へと思いも
語られており電車にのるとき
時間通りに来て安全に運行しているのは
当たり前ではないことが
しっかりと描かれています。
時間オーバーになりながら
乗客一人ひとりに丁寧に対応する
主人公の仕事ぶりがいいな。
映画の中で時折挟まれる何げない風景が
心地よくもよく心情を表現していたと
思いました。
地方ののんびりした電車は
昔から馴染みがありますが
とても綺麗に撮れていたと思います。
中井貴一さんが運転士役を務めていて
実際に電車を動かしているように見えて
実際に動かしてるのかしらと思いました。
最後の時間超過はちょっといけません。
でもセリフは粋でした。