SANUKIAQUAさんの映画レビュー・感想・評価

SANUKIAQUA

SANUKIAQUA

シービスケット(2003年製作の映画)

4.6

競馬に興味がなく
もちろん競馬場にも
行ったことがなかったのですが
公開当時映画館で鑑賞して
最後のレースのシーンで
思わず泣いてしまったことを
よく覚えています。
三冠馬とのマッチレースよりも
最後
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.6

これぞハリウッドという感じの
素晴らしいミュージカル映画でした。

皆のよく知るオズの魔法使いの前日譚。
そこにはアメリカの歴史や今が
透けてみえるようでした。

圧倒的な歌唱やダンス、
素晴らしい衣
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MIXTAPE ミックステープ(2006年製作の映画)

4.2

Xでおすすめ的に流れてきたので
鑑賞してみましたが
意外と言っては失礼だけど、良かった。

今でもアメリカでこうした
日時に根差した小品がきちんと丁寧に
作られていることに多少ホッとしました。
と同時
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.5

肉叩いて市場を走って
階段駆け上がって吠える
チャンピオンとの死闘の末
腫れ上がった顔で
「エイドリア〜ン!」と叫ぶ。
子供の頃にテレビの吹き替えでみた
ロッキーのボンヤリとした記憶。
ちゃんと字幕で
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セブン(1995年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで上映されてることもあり再鑑賞。
脚本、演出、映像、音、演技
様々な面で素晴らしく
不快な事件であり結末であるし
幸せな終わり方をしない予感がしつつも
目を離せない展開が凄い。

作品の中で裁
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.5

絶妙な法廷ドラマであり
人間の葛藤、良心、弱さ、
そして正義について
考えさせられる時間だった。

まるで日本映画のあれを
見ているように思えるシーンもあったが
真犯人かもしれない、
いや限りなく自分
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

サンライズと組んだカラー
というより庵野さんが
公式使って好き放題やってる。
その、ifがとても面白い。
こういう世界線でいきますっていうには
これくらいしっかりとした
導入が必要だったと思う。
オリ
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.4

なんだかわからないエネルギーが
突き刺さってくる。

何故彼が原爆をつくるのか
全くわからない。
彼自身にもわからない。
時代の華やかさや軽さなどに
ついていけないのか
生きる意味が見出せないのか。
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2012(2009年製作の映画)

3.3

映画館の大画面で観ておいて良かった
大迫力のディザスター映画の到達点。
もうこれ以上やるなら
地球真っ二つしかありません。
人間ドラマという点では
「デイアフタートゥモロー」
の方が良い。

ロスの崩
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

どこかで眠っていたフィルムを探し出し
必死で修復して見られるようになったそう。
おかげ様で40年経っても
まるでそこにいるように
トーキングヘッズのライブを体験できます。

大学時代に夢中になって聴い
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阿修羅のごとく(2003年製作の映画)

4.2

Netflix版を観てから鑑賞。
長いドラマから映画へ。
どこまでがオリジナルなのかは
元々のドラマを観ないとわからない。

四姉妹の配役はそれぞれ違いがあり面白い。
長女は大竹しのぶさんなので
可愛
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

4.2

「アルマゲドン」と同時期に上映された
惑星衝突危機の物語。

もしこうなったら、
人々はこう行動していくだろう
という仮説を積み重ねる形で
物語が進んでいきます。
ヒロイズムやアクションに全振りした
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.5

夕飯時、または風呂上がりに
まったりしながら観るのに
ちょうど良かったドラマの劇場版。

わざわざ劇場まで出かけて観る類の作品か
とも思っていたわけですが。
劇場で観る理由には
大きく3つあると思いま
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.0

ツッコミどころ満載だけれど
今見てみると
なんかわからないエネルギーがある。

中学生たちの、まだ顔が固まっていない
微妙な感じがいい。

元気いっぱいの宮沢りえさんがかわいい。

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.4

船長の趣味のディスコ調の音楽と
主人公のユーモアセンスに救われる。
人間に必要なエネルギーが
この二つにはあるということで
人間が狂わずに生きるには
明るい音楽とユーモアは欠かせないんだね。

映画「
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.8

原作漫画を読んでいた時から
このエピソードは少し長めだから
スペシャルドラマか映画が
合うだろうと思っていました。

久能くんよりもヒロイン役が
ちゃんと機能すりか否かが
映画がちゃんとするかの
分岐
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.3

メタモルフォーゼとは
変身するということらしい。

ほんのちょっとの好奇心や
出会いが人の人生を変える。
人生とまでいかなくても
何かを変える。
そういった出会いは素敵だね。

好きなもの好き。
いい
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.2

分断のアメリカと言われる。
この先歯止めなく憎しみあえば
やがてこんな内戦状態に
なるのかもしれない。
どこから始まり
どう収拾するのかなんて
誰にもわからない。
少し前なら手持ちカメラの視点映像で
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劇場版ドクターX(2024年製作の映画)

4.5

テレビシリーズをずっと観てきた
ファンのための劇場版です。

米倉涼子さんの体調のこと
西田敏行さんの体調のこと
色々ともうテレビシリーズの継続は
難しいとなったけれど
けじめとしてこのままは終われな
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踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

4.3

21年前にもなるんだ。
みんな若い。
亡くなられた俳優さんもちらほら。

踊る大捜査線シリーズは
社会風刺をこめたコメディだと思っていて
こういう作品がなくならないことを願います。

街中の監査カメラ
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室井慎次 生き続ける者(2024年製作の映画)

4.3

やりたいことをやるためには
上にいけ、偉くなれ
という和久さんの言葉
青島との約束、
それは室井さんを突き動かす
原動力になっていただろうけれど
いつしかそれは呪いのようにも
なっていたのではないだろ
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砂の器(1974年製作の映画)

4.7

半世紀前に作られた
とても残酷な
しかし強い親子の絆を感じる作品。

50年前の日本の風景や
当たり前の社会の姿をみることができ
またハンセン病などに起因する
差別の問題を今に伝える意味でも
色褪せな
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二つの光(2017年製作の映画)

4.3

「八月のクリスマス」などの
ホ・ジノ監督作品。

30分という長さがちょうどいい。
短いとは感じないほど
濃密に感じました。
恋愛映画と表するには
うまく社会に理解してほしいことを
盛り込んでくるのが
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.4

原作を読んでいたけど
映画館の大画面でみるのは
ちょっと違うかなと思い
自宅のテレビで鑑賞。
できれば小さな画面でみるほど
いいのかなという作品かと思う。

そんな鑑賞環境だったせいなのか
人物のセリ
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

殺戮場面でのBGMの太鼓は
どうなんだろう。
ただ村人の興奮ぶりとは重なるけれど。

事件を知るなら当時の報道や
ネットや図書館で調べたらいい。
映画は、事件がおこる日露戦争時代の
日本の雰囲気や差別
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.5

どうすんの、これ?
と見ている間
いろんな登場人物に
ずっと思い続けました。

人間の弱さと狡さがよく描かれている。
人は自分を守るために嘘をつく。
その嘘を他人は都合よく使う。
その嘘がバレたとき
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.5

ありえないって言うほどじゃなかった。
あれがあれだったのも
だから何?程度でした。

起承転結の素直な作りで
謎が解けていくたびに
ドキドキがなくなっていった。

各章みたいにわける必要はない。
チン
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

壮大で科学的かつ詩的で人間味のある
SF作品でした。

難しい言葉や理論が挟まれるけれど
気にしすぎず見られると思います。
何が起こっていて何が起ころうとしてるのか
序盤から引き込まれました。

舞台
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室井慎次 敗れざる者(2024年製作の映画)

4.3

予想以上に味わいのある作品に
仕上がっていました。
11月公開の前編というより
下地という感じです。
いい意味で映画というより
ドラマを見ているようで
シリーズ化してみたい気持ちになりました。

劇場
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渇水(2023年製作の映画)

2.0

いい俳優と子役を揃えながら
その結末は、物語の途中に出てきた
いい人ぶりたいおばちゃん
そのままになってしまった。

制作費を集めて協賛してもらうためには
救われるハッピーエンドでなければ
顔が立たな
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

4.3

マサミの話をしよう。
やりたい放題じゃねーか。( ^ω^ )

歌って踊って色んな顔の
長澤まさみさんを
堪能する一本ですね。
シリアスな役柄も勿論できるけど
コメディエンヌとしても
魅力的。

長澤
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.0

東京MERなのに舞台は横浜。
色々なドラマや映画などで
東京をロケに使うのは
色々とハードルが高いんだろうと
感じます。
スカイツリーが舞台にならないんですね。

舞台は横浜ランドマークタワーと
スケ
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劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

3.5

面白かったドラマの映画化。
続編とか決着編とかではなくて
ファンのための特別編という印象。

とにかく綾瀬はるかさんの魅力を
引き出そうというのが感じれました。
静と動の両方を楽しめます。

キーカラ
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

5.0

アニメや映画、ドラマを見ていると
歳をとるにつれ感情移入するキャラが
変わっていったりするのだけど
この作品はいつみてもパズーやシータ目線で
物語に入ることができます。
懐かしくなるんじゃなくて
最高
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.6

チャップリンのモダンタイムスの時代から
僕らの社会はテクノロジー以外に
何が進歩したんだろうね。
巨大な配送センターでの
労働環境が整然と管理、運営されてて
人間らしさが排除されてて怖かった。

数字
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パレード(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

お葬式が、亡くなった方のためでなく
残された人たちのためにあると
聞いたことがあります。

この映画を見ていて
これは残された人たちのための
こうあって欲しいなという
作品のように思って見ていました。
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