ずっと観たかった作品をようやく鑑賞。
ローマを無台に都市で生活する者たちの退廃的な日常を描きつつ、その裏に潜むもののあわれを見事に描いた作品。
一見すると華やかに見える世界でも裏では人間の苦悩や無常感がある。
乱痴気騒ぎをしたあとの虚しさってほんとよく分かる笑
そんな都市生活者の光と影を描いた作品なのかと思いました。
ちなみに新聞記者マルチェロの友人カメラマンのババラツィオがパパラッチの語源になったそうです。
個人的にはラストシーンが好きですね〜
天使のような美少女が川の向こうからマルチェロに何かを話しかけてる。でも水音で聞こえずに、結局、退廃的な仲間たちと去っていく。
そんなワンシーンに込められたほのかな希望。彼女はいったい何を話しかけていたのだろう。
好き嫌いはっきり分かれる作品かもしれませんが一度は観ておいて損のない作品かとおもいます。
「時々夜になると暗さと静けさが辛い
平和が恐ろしい
何よりも平和が怖い
見かけは平和でも裏に地獄があるようで」