オーウェン

モーターサイクル・ダイアリーズのオーウェンのレビュー・感想・評価

4.5
20世紀最大のアイコンと呼ばれ、キューバ革命以前のチェ・ゲバラを描いたロードムービー。

ゲバラとアルベルトが旅した行程が、後の革命を起こすゲバラの引き金になったというつくりが巧く、普通の青年としてガエル・ガルシア・ベルナルが好演。

ラテンの香りが色濃く残る南米横断の旅で、二人のケンカしながらも離れることのない友情。
目を見張る風土やマチュピチュなどの古代遺跡なども印象に残る。

川を横断した真の意味。
旅をして変わったことの答えが、革命の指導者として世界中に名が知られることになるチェ・ゲバラというわけ。

ラストのアルベルトの視線が何とも言えない不思議な余韻を醸し出す。
ロードムービーとしては最高の出来。
オーウェン

オーウェン