ダミアン君に恋してる

忠臣蔵外伝 四谷怪談のダミアン君に恋してるのレビュー・感想・評価

忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994年製作の映画)
2.3
『忠臣蔵』と『四谷怪談』どちらの物語の映像作品も観たことがないまま本作を鑑賞する事はいささか失敗したように思う…

その二つの作品をミックスさせた奇抜なファンタジーアクションだった。

『バトル・ロワイアル』の深作欣二 監督が手掛けた時代劇の大作ってことなんだけど、ちょっとクセが強かったかなぁ〜!忠臣蔵を知らないから、話は何がなんだか。そして訳が分からないとこへ持って来て、お岩の怪談話が絡んでくるわけで…案の定、つ、ついてゆけない…

ワチャワチャした派手なエンタメ時代劇が好きな人向けかな。私にはあんまり合わなかった。

第一に、主人公のキャラクター性があんまり好きになれなかった。これが最大の原因かも。

女優さんは綺麗で素敵だったけど、出血大サービスなセクスィーシーンに頼った作品の話題性と盛り上がりを狙ったのがバレバレ。こういうのが監督のカラーというものなんだろう。注意の引き方の好みの問題。まぁ殿方は鼻血ブゥでしょうよ。

Q. 戦いで誰が一番強かった?
A. お岩さん

チャンバラと霊力の揉みくちゃバトルには笑っちゃった。観たかったのはコレじゃない感が拭えない。

鮮やかな色彩を使った着物やお飾りはインパクトがあったな。白塗りお化けメイクも不気味で良かった。

お目当てだった吉良上野介役の田村高廣 殿は重要な役柄ながら出番が圧倒的に少なかった。しかし言うなれば「大トリ」で一瞬ながら存在感は半端ない。さすがはにぃやん♡

最初と最後のみ…ひどく焦らされた作品だったな。

よぅし頑張って最後まで観たぞぉ!自分えらいエライ♪


◎そう、吉良上野介が出てきたってことは、私の地元付近の話じゃな。だいたい時代劇の主要舞台いえば、ここら辺の話ばかりだから、もうずいぶん慣れっ子よ。

そう思えば戦国時代の中心国に生まれながら、あんまり日本史に携わって来なかったなぁ。合戦の跡や資料館にも場所は知っていながら実際に行ったためしがない。

ここだけの話、私の先祖は織田信長と戦って負けて命からがら逃げ延びた武田軍勢の落武者の一人でね、私は武士の末裔(直系)なのに自覚が足らんくって…これを機に、もうちっと興味を持たにゃ〜いかんっ!と思った次第でござる。

吉良町の場所調べたら…すぐそこじゃんかっ!けど一度も訪れたことないなぁ。そんなものさね。。

そういえば、石坂浩二も大河ドラマで吉良上野介を演じたことがあったね。あれ、幾度か観てたなぁ〜なんてことも思い出した♪

う〜ん…時代劇の物語ってどれもこれも難しくて頭使うよねぇ〜!ゆかりはあっても知識なし、とな。戦国時代に関することは追々、身につけて行くとしよう。