このレビューはネタバレを含みます
公開当時、「ゴジラ、死す‼️」みたいな宣伝文句で、「あぁ、これでゴジラ映画は最後か…😢」と思って、寂しさも感じながら親に連れられて観に行ったのを覚えています。
ただ、これ以降でもゴジラ映画が普通に何本か公開されてますね。
「『許されざる者』で一度は引退宣言したクリント・イーストウッドが、それ以降でも沢山の映画を撮っていて、それを観ると気まずい。」
みたいなことを映画ライター:てらさわホークさんが言っていましたが、自分にとっては『ゴジラFINAL WARS』は同じような理由で観る気がしません。
ただ、『シン・ゴジラ』や『ゴジラ-1.0』はゴジラが他の怪獣と闘う“VSモノ“とは違うので別物だと割り切って楽しめましたが、
日本製ゴジラ映画の“VSモノ“としては自分の中では今作『ゴジラVSデストロイア』で終わってます。
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・311を経た今観直すと、ゴジラのメルトダウンする姿は社会派的な印象も受けます。
あと、全人類の存続のために、いろんなものを天秤にかける⚖️のって、子供に分かりやすい政治的判断の映画にも思えました。
・ただ、やっぱり基本的には子供が楽しむ怪獣プロレスだと思います。
ゴジラとデストロイアが闘うシーンにおいて、人がいる気配が全くしない建物🏢がぶっ壊れているので、娯楽映画としての妙な安心感がありました。♨️
それに、ゴジラが街に登場して闊歩しているのに手前に映る市民が呑気に歩いているのがすごく安っぽく感じました。😅
・デストロイアのビジュアルがすごく『エイリアン』や『プレデター』の影響を受けたように見えました。
『ドラゴンボール』のフリーザーを観た時にも感じましたが、やっぱり『エイリアン』ってすごい影響力ですね。
で、そのデストロイアも色々と進化・増殖して、散々不気味さを見せつけられましたが、最終形態になってあっさりゴジラに倒されました。😇
あと、パトカー🚓に乗った石野陽子さんをデストロイアが執拗に殺そうとするんですが、その割に全然殺せないのが意味不明でした。
他の警察官はめちゃくちゃ簡単に死んでましたけどね…。👮
それから、ゴジラにワラワラと虫みたいに寄ってくるデストロイアが気持ち悪かったです。😨
あれは『スターシップ・トゥルーパーズ』を連想しましたが、公開したのはこちらの方が先でした。
・親ゴジラは死にましたが、子ゴジラは生き残ったってオチだと自分は思ってます。ただこれは『20世紀少年』でも言ってましたが、父親はいるんでしょうか❓
・主演のあの青年って林泰文さんだったんですね。ただ、「ゴジラとデストロイアを戦わせよう」という彼の考え方が面白半分なんですよ。😅
結果的にどちらも死にましたが、あれでデストロイアが生き残っても人類の危機でしょう。⚠️
・過去作のオマージュとして志村喬さんや宝田明さんの遺影が置かれているのが、これ見よがしでした。
・辰巳琢郎さんが相変わらずのインテリぶりです。でも、試験管に穴が空いていたことに気づくのが遅すぎます。😅
・中尾彬さんの妙な重鎮な演技。
・小高恵美さんが全然軍人っぽくない。
・水族館の警備員さんの芝居が大根です。
・高嶋政宏さんがカッコいいです。🆒
「これで来年度の予算は0だな。来年度があればだが…」って、戦闘員がいちいち計算してたんですね。🧮すごいどんぶり勘定ですけど…。😅
ただ、
ラストシーンとエンドロールは初めて観た時の印象が強くてよく覚えています。子供ながらに感動がありました。😢
今観直すとツッコミどころだらけですが、やっぱり幼少期のいい思い出ですから、高スコアにしています。