進藤先生

トガニ 幼き瞳の告発の進藤先生のネタバレレビュー・内容・結末

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

①同じ様な事件が、大なり小なり日本でも起きているのは分かってるし、「こんな事件が無い世の中を」なんて口にするけど、無くならない事も感じている。

受け入れるのが怖いので、現実を見ないようにしているだけ。

②「 世間の人は善悪が分からず黙ってるんじゃない。自分と家族を食べさせていくには、綺麗事ばかり言ってられない 」
母親の言葉はよ〜く分かります。でも、

「 今 この手を放したら、ソル(娘)にとっていい父親になる自信がない 」
親として人として、この葛藤はもっと分かります。

③実際に起こった悲劇を、見たくないのに見てしまう(言い方は悪いが)エンタメ映画にするのが上手い韓国映画。
但し、結末や描き方に容赦は無いので、しばらく落ち込む。

この映画に関しては、公開後に世論が高まり再調査が行われ、関係者の処罰や法律(トガニ法)が制定された事を知り、少し救われた気分になった。
「ハッピーエンドばかりじゃ何も変わらない」

2016/4/29 DVD
進藤先生

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