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トガニ 幼き瞳の告発のもちのレビュー・感想・評価

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)
4.0
韓国の聴覚障害の学校で、幼い子供が職員たちから虐待に合っていたという事件を元にした映画。暴力シーンは、ある程度目を背けながら観ました。
子供達の鳴き声には胸を締め付けられる。苦しい。

「トガニ」とは直訳すると「るつぼ」だそう。
意味を知ると、、ああ、全部苦しいな。

事件や映画の事を調べていったら、

「映画の影響を受けて、韓国政府は障碍者の女性への虐待に対する罰則の厳罰化や、障碍者や13歳未満への虐待に対する公訴時効の撤廃を定めた『トガニ法』を制定した」

とあった。

主演のコン・ユさんが原作を読んで
自ら映画化と出演を望んで実現化したものだそう。

この映画を作ってくれなければ、
その法律が出来なかったと思うと本当に大きな意味のある作品。
映画にはそういう力があるものだと信じたい。

とても重く苦しい映画だけれど、見て良かった。
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