Jimmy

ボギー!俺も男だのJimmyのレビュー・感想・評価

ボギー!俺も男だ(1972年製作の映画)
3.5
ウディ・アレンの『カサブランカ愛』が伝わって来る映画。原題の「Play it Again Sam」からして映画『カサブランカ』で黒人ピアノ弾き=サムへのセリフだし…。
監督はハーバート・ロス、脚本:ウデイ・アレン。

冒頭、映画を観ているウディ・アレン。映画は勿論『カサブランカ』、最後の飛行場シーン。
この映画引用がなかなか良い。
そして、実生活に戻るとウディ・アレンは部屋じゅうに映画関連のポスターなどが貼ってある映画ライターであり、離婚を告げられて、妻は去る。
彼を元気づけようとするのが、友人の親友夫婦。妻がダイアン・キートン。さすがに若い!『ミスター・グッドバーを探して』とこの作品とは年代近いのだろうな~などと思ってしまった。(でも、調べてはいない…)

離婚されたウディ・アレンは、次々と、付き合う可能性のありそうな女性を紹介してもらうが、この辺りはウディ・アレン監督初期作品のドタバタ感あり。
また、ときどき、ウディ・アレンの傍に現れて彼に語りかける「心の声」のようなハンフリー・ボガートの姿があり、このボギーが雰囲気似ている(笑)

最後まで観ると、『カサブランカ』へのオマージュ含めた作品になっていることも分かり、まずまず面白い映画だったと思う。
「♪As Time goes by」も効果的に使われたと思う。
Jimmy

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