くろまめ

ロード・オブ・ザ・リングのくろまめのレビュー・感想・評価

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)
5.0
このシリーズほんと好き!
今でも1年に1回はぶっ通しで三部作観る程好き。



ピーター・ジャクソンよくここまで丁寧に作ってくれた!って賞賛する程陶酔した。
そりゃあアカデミー賞11部門制覇するわ!



序章にあたる『 旅の仲間』は『 指輪』と言うアイテムしか繋がりが無い仲間が集まる。
表向きは目的が統一されている様に見えるけど、皆それぞれ利己的な部分を隠してる。



もうホビット庄から1歩外に出た瞬間から危険だらけ。
そんな中出会うヴィゴ・モーテンセンのストレンジャーが格好良過ぎて狡い。
しかも、生涯を誓った愛する人がいて、それがリヴ・タイラーなら諦めるしか無いよね。
リヴの美しさに太刀打ち出来る訳が無い。
しかも、ヴィゴはリヴしか見えていないもの。



で、エルフの美しい射手にオーランド・ブルーム演じるレゴラス!
美し過ぎる!そして強い!
弓って無くならないの?無限バンダナでも着けてるの?って野暮は言いっこなしさ。
きっとエルフのフォース的なモノで何とかしてるんだ!って、脳内補正出来ちゃうくらい格好良い!
私ずっとレゴラス様って呼んでたもんね。



イライジャ・ウッドも真っ直ぐで純真なフロドにぴったり!
あのブルーアイズは惹き付けられずにいられない。
『 危険な遊び』の頃からの目ぢからに揺るぎ無し!


ショーン・アスティンのサムも素晴らし過ぎて、舟の下りでは泣いてしまった。
『 グーニーズ』からずっと目立った作品も無かったのに、これでやっと返り咲いたね!と、拍手したくなった。



てゆーか、このシリーズ1作目だけでも何回泣かせるの?!ってくらい、泣く。
しかもスケールもハンパないから、感動と同じくらい、ドキドキの展開が次から次へと襲ってくる。
その数や規模が「いや、これ絶対無理でしょ。無理ゲーでしょ」ってレベル。



ガンダルフのシーンは本当にハラハラしたし、フロドの大粒の涙や音楽に胸が痛かった。
このシリーズ音楽も最高なんだよね。




ボロミアの人間らしい弱さと、強さにも心打たれて、結局泣かされるんだよー(T^T)



この作品、1作目観たら続編観ないなんて、ありえない程の出来だし、心に残る台詞がいっぱいあるんだよね。
特にガンダルフがフロドに語りかける言葉は考えさせられるし、胸の深くまで入って来て無くならない。




エンドロールの長さに、どれだけの人達の苦労があったのかと思わされる。



個人的に、この作品は完全なるファンタジーで、倒すべき標的も『悪 』。
『 勧善懲悪』の世界だから、結構過激にバッサバッサ敵を切り倒しても、罪悪感やグロさが無い。
血がドバーっと吹き出るとかの描写が無いから、まさに、『 正義の味方が悪を斬る!』って感じ。


昔読んだファンタジーやおとぎ話の世界が満載なので、戦いモノによくある、人間同士の殺し合いで後味の悪い思いをしなくてもいいのも夢中になれる理由の1つだと思う。
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