スギノイチ

ライアンの娘のスギノイチのレビュー・感想・評価

ライアンの娘(1970年製作の映画)
4.0
相変わらず不倫メロドラマという小粒な話を、これでもかとオーバースペックな映像で彩った大作。
デヴィッド・リーンの何が凄いのか技術的なことはよく分からんが、映画なのに映画だということを忘れさせ、それでいて映画的だから好きだ。

ジョン・ミルズが出てきたとき、本物の知的障害者を使ってるのかと思っってしまった。
ロバート・ミッチャムはいつもマッチョの象徴みたいな役で見慣れているのに、本当にあの時代の港町でうらぶれてるオッサンに見えた。
そして、のっけからイジメ描写ばかりで「衆愚」という言葉がぴったりな村人たち…
連中、赤ら顔な感じも実にリアル(アイルランド行ったことないけど)。
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